情熱ギター社長・高良篤人 〜音楽家の為の起業・投資ノウハウ〜

プロギタリスト・起業家であるギター社長・高良篤人のメインブログ
重度のうつ病を乗り越え復活。3児の父。
ミュージシャンやフリーランスが起業するべき理由とポイント、ギター社長として邁進する日々を綴る。

無差別の中の差別

2010年05月24日

何だか物々しいタイトルですね。w

何も人権問題を語ろうとしているワケではないんです。

とても身近な、いつかは(若しくは現在)必ず世話になるであろう医療問題。



僕は以前、病院勤めでした。

そのずっと前に父を癌で亡くしました。

辛い経験。そう言えば確かにそうですが、あの時の経験から得た疑問がずっと尾を引きずっていたのは確かです。



無差別の中の差別。

それは、これから訪れるであろう医療格差。

人は必ず死を迎える。これは仕方のない事。

しかし、現実に生きる僕らからすると、やはり今が重要である事に変わりはありません。



日本の医療の現状、そのつま先を自分なりにまとめてみました。



白血病に限らず、がんの治療費を経済的に負担が大きいと感じている人が71%。

経済的な問題から治療を断念したり、別な治療を選択している方々が7%。



日本は、所得に応じて健康保険料を支払っています。

所得に比例して、保険料を原資としている国は医療費を支払う。

窓口で支払う自己負担金(外来では3割)は所得に関わらず一定のため、所得の少ない人ほど負担が大きくなってしまいます。

自然と、所得の少ない人は保険料が支払えないと、医療費が全額自己負担となっていまいます。



社会的に裕福な人程、高度な医療を受け、長生きする確率が高くなる。



幸か不幸か、僕らに医療負担を微塵も負わせずに逝った父は、若い頃から何かしら自分の命運を感じていたのかと考えると、気が気でなりません。



さて、日本はアメリカの後追いを続けています。

それは医療保険制度も例外では無く、近い将来、国民の医療費負担はどんどん上がると言われています。

実質、アメリカでは医療制度は崩壊し、その国民は自分の健康は自分で守ると言う意識が非常に高い。

サプリメント大国でも有名ですし、よくジョギングやジムでトレーニングするアメリカ人の姿をテレビ等で観た記憶もあると思います。



1割負担だった医療費が3割へ。

国家予算と医療費を試算してみても、このままでは医療費が国家予算を上回る事は明白です。

今の医療制度を維持する為には、国は税金をどんどん上げて来ます。

消費税を例えにしても、すでに18%検討で話は進んでいるのです。

無差別の中の差別



一見、ある意味では国が無差別(国民全体)に医療費(健康)を負担(守って)もらっている様に見えても、すでに差別化が始まっています。



なぜ、ただのギター弾きがこのような問題に関心があるのか?

アーティストは、自分の経験や考えを、直接人の心に訴えかける武器を持つ人財だからです。

現状認識から外れた音楽に、夢や希望のメッセージは込められないと感じたからです。



ただ不安を煽るのでは無く、そこから一歩踏み出した伝達の担い方が音楽に在る。

だからこそ、もっと情報や事実に敏感で居たいのです。



そして、今の僕に何が出来るのか?

いや。すでに始めています。

その結果は、いずれこのブログで報告する事が出来ると思います。

弱虫だったと思い込んでいた自分。

そんな差別も止めてしまい、強く歩き出す事が、父への恩返しでもあると信じてなりません。



一つ言える事は、問題が起これば、それに対応する人や企業が必ず興ると言う事です。



長文、読んで頂き、ありがとうございます。



今日と言う1日にありがとう。。☆



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Posted by 高良篤人 ギタリスト・起業家・投資家 at 03:35│Comments(0)気ままスペース
 
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