情熱ギター社長・高良篤人 〜音楽家の為の起業・投資ノウハウ〜

プロギタリスト・起業家であるギター社長・高良篤人のメインブログ
重度のうつ病を乗り越え復活。3児の父。
ミュージシャンやフリーランスが起業するべき理由とポイント、ギター社長として邁進する日々を綴る。

闘病記

2010年08月15日

昨年12月10日に執り行われるはずの、父の7回忌。

天寿を真っ当した、最愛の祖母の事もあり、今夏に。



法事って、久しい親戚や知人が顔を合わせる機会を与えてくれる。

きっとその故人が、そう言う場を作ってくれたんだな。と毎年気付かされる。



少し疲労度も高かった昨日は、これまた天高く舞う雲から落ちる通り雨が印象的だった。

父の法事の日は、必ず『晴れ』だったからなのかな。

それでも、来客の肩を濡らさない様に落とす雨は、人一倍気遣い屋だった父らしい。





ふと、母が持ってきたクリアファイルに目が留まった。

父の、約8ヶ月に及ぶ闘病記だ。



意外な文才と、茶目っ気を利かせた文章は、読み手を引き込む。

それ以上に、命を賭けた人間の魂の筆と呼べば良いのか、胸を打つこの鼓動は、息子である僕だけではないはず。



父は、彼なりに生き抜いた。

そして、僕たち家族を守り抜き、今でも見守ってくれている。

紛れも無い事実。



そして、また巡り合おうと約束した事も、また真実。



僕は、父を思い出の中に描き、時に想い、時に語り、時に涙する。

それで、良いんだよね。



闘病記には、父の夢リストも添えられている。

無念の中で、どんな想いで項目を挙げたかは、僕には知る由も無い。

ただただ、太陽の真下、温かい肌触りが伝わって来るんだ。



僕にとって、この闘病記は掛け替えの無い力の源。

明日を生きる為に、真剣に取り組んだ人間の、生の叫びなのだ。



使命の一つとして、志事の一つとして、その咆哮を、僕は伝達して行く。

例え、容姿が違っていたとしても、根本のDNAは変わらない。



今をどう生き、明日をどう生きたいか。

人生のちょっとした選択すらも、たくさんの意味や意義の連鎖だとしたら。。

その教えを、真剣に学ぶチャンス。

こんな甘ったれな自分に、スパイスとして可能性を示してくれた。

感謝します。



今夜は、蛙の音と共に心地好い風が、レースのカーテンをふんわり浮かしながら流れて来る。

今頃、向こうの親戚や友人達と、甲子園の話で持ちきりじゃないだろうか。w



そんな、笑顔の父が好きだ。






今日と言う1日にありがとう。。☆



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Posted by 高良篤人 ギタリスト・起業家・投資家 at 23:23│Comments(3)気ままスペース
この記事へのコメント
7回忌にして父のメッセージを手に取る事ができるって、
本当にすごいと思います。
ちょっとうらやましい気もします。
大事になさってくださいね。
Posted by MERRY at 2010年08月16日 01:55
前にも話したと思うが母親とはありがたい存在、父親とは越えられない存在
とくとも父親だ
愛息にとって尊敬される強く越えられない存在になることを期待します
Posted by Plaviss at 2010年08月16日 07:37
>MERRY

そうなんだよね。。
あの辛い状況の中、色んな思いが巡っていたのかもしれないね。
今は、家族にとってとても大切な財産だよ☆


>Plaviss

はい☆
何だか、とても力強いコメントありがとうございます!!

越えてみせます!!
Posted by 高良篤人高良篤人 at 2010年08月16日 21:28
 
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