削ぎ落とす事で見えてくる異世界。

高良篤人 ギタリスト・起業家・投資家

2017年10月18日 03:21

余分に付いたぜい肉は
落とす事はなかなか難しい。

楽器で例えると
変な癖が身に沁みてしまい
本当のパフォーマンスを出せない状態。

力の入れ具合や
力の抜き方。
瞬発的な発想と
練り込んだ創造。

全てのバランスが
均等に揃った時が
最高のパフォーマンスが可能になる。

ギターの演奏自体は
身体の筋力に依存しているので
弾く事に関してなら
実は誰にでも出来るんです。

差がどこで生まれるのか考えた時

極限まで無駄を削ぎ落とす。

この結論に至りました。

肩の力を抜いて
呼吸法を身につけて
演奏中に別の事を考える余裕と
それでいて集中力を切らさない余裕。

もちろん、経験や演奏歴も深く関わりますが
自分の演奏の何が無駄になっているのかを考察しながら
日々の鍛錬を行う事で
驚くほど短期間に上達する事が可能です。

演奏に癖があるのなら
正しい基礎練習を行い

リズムにムラがあるなら
正しい生活を行い

モチベーションが上がらないなら
正しい思考法を鍛え上げる。


すごく抽象的な表現ではありますが

無駄を削ぐ=生き方の無駄を省く

とも言えます。


演奏は、その人の人間性でしか表現し得ない
半生記みたいな世界なのは事実なのですから。




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