移民1世の笑顔

高良篤人 ギタリスト・起業家・投資家

2010年10月26日 03:05

雨の予感がする大気の中を2輪車でゆっくり帰宅。

強い向かい風の吹き荒れる国道を、50ccのエンジンは唸り声を上げながら何とか前進。

今の僕の状況とそっくりだなぁ。

心の馬力は負けないけどね☆


今夜の音のしずくには、遠路はるばるブラジルからお客様がいらっしゃいました。

笑顔が素敵なおじ様達はブラジル移民1世で、実に49年ぶりに帰沖されたそう。

地球儀で見る所の、故郷の真裏。
右も左も分からない新天地での当時の生活の厳しさは、想像を絶するモノだったに違いない。

それを、懐かしい思い出話の様に笑顔で語る姿は、同じ沖縄の血を持つ人間として、熱い想いを感じた。


どんなに苦しい状況でも、いつか笑い話のネタになる。


半世紀ぶりに見た沖縄は、彼らにはどう映ったのかな?


遠い昔から脈々と続く先祖の縁。

先の戦争で、無念の中に亡くなられた方々。

遠い国で今も故郷を思いながら力強く生きる県人達。

これから生まれて来る子孫。


皆に、誇れるような沖縄を作っていく責任が、僕らの世代にはあると思う。

音楽にもその想いを発信する力はある。

でも、その前にやらなければいけない事がまだまだ山積みなんだな。

基地局がしっかりしていなければ、ラジオ発信が出来ないのと同じで、自分と言う人間の基礎を、もっともっと高めるんだ。♪

また学びの1日になりました。感謝☆


絶対にブラジルに音楽を届けに行くぞ!!!と心に決めた夜でもありました。




今日と言う1日にありがとう。。☆

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