さようなら。また会おう。

高良篤人 ギタリスト・起業家・投資家

2010年11月27日 00:27

午後の風は少し冷ためで


アクセル握る指が欲しがる手袋


着慣れない黒い服は


タンスの匂いが余計切なくさせた


たくさんの人に見送られ


君は空の彼方まで行ってしまう


あんなに温かくて大きかった体が


こんなに小さな箱に収まっている


未だ信じられない涙の再会


それなのに


写真の君はどうして微笑んでいるの?


暮れる夕日があまりにも早すぎて


戸惑い探す陽の光


長い夜になりそうだ


想いを灯火に代えて


僕はそっと空を見上げる


さようなら。


また会おう。

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